釈尊の四十余年の諸経は、法華経の一分一分を方便として説かれた。これを相待妙(そうたいみょう)と言う。したがって、やがて法華経にすべてが帰入(きにゅう)する。これを絶待妙(ぜったいみょう)と言う。また、それぞれの方便経を説いた仏も、文上では釈尊の分身であり、文底では日蓮大聖人の分身であるから、法華経の題目は他の諸経・諸仏を一括して収めている。これらの諸経・諸仏は、法華経から開かれたのであり、妙法はそのすべてを活用する大功徳を具(そな)えることを知って、題目を唱えるべきである。
(総本山第六十七世日顕上人猊下御教示『すべては唱題から』 16ページ)
令和6年11月17日(日)午後2時より、持経寺本堂において当山「宗祖日蓮大聖人・御会式(おえしき)御正當会(ごしょうとうえ)」が厳粛に奉修されました。
御会式とは、末法の御本仏・日蓮大聖人が弘安5年(1282年)年10月13日、武州池上(現在の東京都大田区)の右衛門太夫宗仲の館において御入滅あそばされ、滅・不滅、三世常住(さんぜじょうじゅう)の相を示されたことをお祝いする法要です。
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令和7年6月1日午前9時より、広布唱題会並びにお経日が持経寺本堂において奉修されました。
法要は読経・広布唱題行、各家塔婆供養・永代供養精霊等の追善回向と如法に厳修され、そののち御法話に先立ち、天野御住職より『松野殿御返事』を拝読申し上げ、通解並びに別称『十四誹謗抄』と称される同抄全体の概要等について述べられ、「皆さんにとっても、自分自身が仏様の眷属の一人であるとの使命を深く自覚し、これからも自行化他の信心に励むことが大切である。そうすれば必ずや〈最後臨終の時を待って御覧ぜよ〉との御教示を我が身に現すことができる。何があっても変わることなく信心を全うし、福徳に満ちあふれた人生を歩んでまいりましょう。」等と御指導をされ、さらに現在進められている本堂大改修工事について触れられ、「種々の御書の冒頭に、信徒からの御供養に対する御礼のお言葉が示されている。時代は変わっても、御信徒皆さんのお力添え・御供養によってその時々の御宗門が護(まも)られ、発展する。そうした皆様方の使命をお考えいただき、決して無理のない範囲で、皆で御宗門を支えていただければ有り難く存じます。」等との御指導をいただきました。
『松野殿御返事(まつのどのごへんじ)』
建治2年12月9日 55歳
然(しか)るに在家の御身(おんみ)は、但(ただ)余念なく南無妙法蓮華経と御唱(おんとな)へありて、僧をも供養し給(たも)ふが肝心にて候なり。それも経文の如くならば随力演説も有るべきか。世の中ものう(憂)からん時も今生の苦(く)さへかな(悲)しし。況(ま)してや来世の苦をやと思(おぼ)し食(め)しても南無妙法蓮華経と唱へ、悦(よろこ)ばしからん時も今生の悦びは夢の中の夢、霊山浄土の悦びこそ実の悦ひなれと思し食し合はせて又南無妙法蓮華経と唱へ、退転なく修行して最後臨終の時を待って御覧ぜよ。
(御書1051頁13行目〜)
令和7年4月14日より、持経寺創立60周年記念事業「本堂大改修工事」が着工いたしました(完成は6月28日予定)。
先月に引き続きお寺様から写真をお預かりし、完成まで順次掲載してまいります。
■本堂大改修工事(1) ■お経日(1日) ■広布唱題会(4日) ■御報恩御講(11日)
令和7年5月11日午前10時と午後1時の2回にわたり、御報恩御講が持経寺別院において奉修されました。
読経・唱題ののち、御法話に先立ち、天野御住職より令和7年5月度・御報恩御講拝読御書『椎地四郎殿御書』を拝読申し上げ、通解並びに同抄の概要等について述べられたのち、「折伏を行ずる人は、過去世からの大聖人様との深い因縁がある。だからこそ人間に生まれ、この御本尊様に巡り会えているのである。そこに深く感謝申し上げ、その喜びをもって折伏実践に繋げていかなければならない。また、大聖人様の御法門を拝さなければ成仏得道はあり得ないのであるから、それを知らない人たちに教え御本尊様に縁させることが、仏様のお使いとしての私たちの役目である。それぞれの分分に応じて精一杯のご奉公をすることが自分自身の幸せに繋がり、周りの多くの方々をも救っていく。」等と述べられ、さらに御法主日如上人猊下の御指南を引用され、「謗法に対しては単に祈るだけではなく、〈自分の言葉〉によって厳しく対処し、それでは幸せにはなれないことを教えなければならない。上っ面ではなく、深く相手を思う心の底からの慈悲の言葉をもって伝えることが大切である。その慈悲の気持ちが御本尊様の功徳と相まって、皆さんが成仏の境界の姿に近づくのである。」等との御指導をいただきました。
『椎地四郎殿御書(しいじしろうどのごしょ)』
弘安4年4月28日 60歳
法華経の法門を一文一句(いちもんいっく)なりとも人(ひと)にかたらんは過去の宿縁(しゅくえん)ふかしとおぼしめすべし。経に云(い)はく「亦(また)正法(しょうぼう)を聞かず是(か)くの如(ごと)き人は度(ど)し難(がた)し」云云。此の文(もん)の意(こころ)は正法とは法華経なり。此の経をきかざる人は度しがたしと云ふ文なり。法師品(ほっしほん)には「若是(にゃくぜ)善男子善女人(ぜんなんしぜんにょにん)乃至(ないし)即如来使(そくにょらいし)」と説(と)かせ給(たま)ひて、僧(そう)も俗(ぞく)も尼(あま)も女(おんな)も一句(いっく)をも人にかたらん人は如来の使(つか)ひと見(み)えたり。
(御書1555頁7行目〜10行目)
御法主日如上人猊下御指南
私どもが、もし謗法を見て、そのまま放置しておくようなことがあれば、いくら祈ろうとも、広宣流布の大願を達成することはできないのでありますから、私達は改めて謗法厳誡の宗是に照らして、謗法に対しては厳しく対処していくことが、我々の一生成仏のためには絶対的に大事であると知るべきであります。
(大日蓮・令和7年2月号)
令和7年5月4日午前9時より、広布唱題会が持経寺別院において奉修されました。
読経・広布唱題行終了後、天野御住職より、御法話にあたり『法蓮抄』の御文を拝読申し上げ、通解ののち「この御文は、ただこの仏法の内容を話し説明するだけでは、なかなか法は弘まらない。やはり〈私はこの信心をして、このように幸せな人生を歩めている〉〈このような大変な苦難を乗り越えることができた〉というような現証の話をせよとの大聖人様の御教示である。人の心を動かすのは、やはり私たちの体験であり、このように本当に幸せになったという体験談が折伏においては大切である。長々と仏法の難しい道理を説いて聞かせても、それで入信する人はまずいない。ある程度はそうした話も必要であるけれども、誰しも幸せになるために信心をするのであるから、大聖人様の御教示の通り実際の自身の体験を通して折伏し、一人が一人の折伏成就を目指してまいりましょう。」等との御指導をいただきました。
『法蓮抄(ほうれんしょう)』
建治元年4月 54歳
凡夫は此(こ)の経は信じがたし。又修行しても何の詮(せん)かあるべき。是(これ)を以(もっ)て之(これ)を思ふに、現在に眼前の証拠あらんずる人、此の経を説かん時は信ずる人もありやせん。
(御書814頁16〜17行目)
令和7年5月1日、午前10時より、お経日が持経寺別院において奉修されました。
法要は読経・唱題、各家塔婆供養・永代供養精霊等の追善回向と如法に厳修され、そののち御法話に先立ち、天野御住職より『種々御振舞御書』を拝読申し上げ、通解並びに対告衆である光日尼ならびに本抄全体の概要等について述べられたのち、「世の中が平和で、私たちが幸せな境涯で一生を終えるためには、一人一人が広宣流布を目指し、自行・化他行に精進していくことが一番大切である。しかし人はそれぞれ、時間のある人ない人、お話が上手な人そうでない人等まちまちである。けれども、話が上手でないから折伏はできないとか言っていたら、自分も幸せになれないし変わってもいけない。そうした心を、大聖人様の教えに準じて乗り越え信心修行に励むことにより、自分自身が変わり、幸せな境涯になっていく。そのためには自行だけではダメであり、自行と慈悲の化他行が相まってこそ本当の幸せをいただけるのである。」等との御指導をいただきました。
『種々御振舞御書(しゅじゅおふるまいごしょ)』
建治2年 55歳
教主釈尊の御使ひなれば天照太神・正八幡宮(しょうはちまんぐう)も頭(こうべ)をかたぶけ、手を合はせて地に伏し給ふべき事なり。法華経の行者をば梵釈左右に侍(はべ)り日月前後を照らし給ふ。かゝる日蓮を用ひぬるともあしくうやま(敬)はゞ国亡ぶべし。何(いか)に況(いわ)んや数百人ににく(憎)ませ二度まで流しぬ。此(こ)の国の亡びん事疑ひなかるべけれども、且(しばら)く禁をなして国をたすけ給へと日蓮がひか(控)うればこそ、今までは安穏にありつれども、はう(法)に過ぐれば罰あたりぬるなり。又此の度も用ひずば大蒙古国より打手を向けて日本国ほろぼさるべし。
(御書1066頁7〜11行目)
令和7年4月14日より、持経寺創立60周年記念事業「本堂大改修工事」が着工いたしました(完成は6月末日予定)。
今後もお寺様のお力添えをいただきまして、順次、完成までの様子を掲載させていただく予定です。
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電話:044(411)6826
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