去る令和3年11月26日、持経寺本堂において、座替り式並びに第3代御住職・天野之道(あまの・しどう)御尊師の入院式が厳粛に奉修されました。
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令和4年4月
■一日詣り・永代経(1日) ■広布唱題会(3日) ■御報恩御講(10日) ■宗旨建立会(28日)
★宗旨建立会(28日)
令和4年4月28日午後1時より、持経寺本堂において宗旨建立会(しゅうしこんりゅうえ/立宗会)が奉修されました。
宗旨建立会は、末法の御本仏・日蓮大聖人が南無妙法蓮華経の大法の宗旨を建立し、立宗を宣言あそばされた建長5年(1153年)4月28日を記念して御報恩申し上げる法要です。
法要は献膳・読経・唱題と如法に厳修され、そののち天野御住職より、御法話のはじめに『開目抄』の御文を拝読申し上げ、大聖人は幼名「善日麿』12歳での清澄寺入山、16歳での「是聖房蓮長」 と名乗られての御出家から、比叡山・三井寺・薬師寺・高野山・東寺・仁和寺・天王寺等々の諸国遊学を経て、この世の災いの原因は釈尊出世の本懐である「法華経」を蔑ろにした邪義・邪宗にあると看破され、建長5年3月28日に御内証の上から少機に宣示あそばされ、4月28日、万機に対して外用(げゆう)弘通の宗旨建立を宣言あそばされ、「日蓮」と名乗られたこと等々について御法話いただきました。
そして冒頭拝読の『開目抄』の御文の通り、日蓮大聖人は身命に及ぶことを御覚悟の上で、末法の一切衆生救済のために南無妙法蓮華経を唱え出されたことを、私たちは毎年の立宗会において確認し、慈悲の折伏行に精進することが肝要であると御法話を結ばれました。
『開目抄(かいもくしょう)』
文永9年2月 51歳
「日本国に此をしれる者、但日蓮一人なり。これを一言も申し出だすならば父母・兄弟・師匠に国主の王難必ず来たるべし。いわずば慈悲なきににたりと思惟するに、法華経・涅槃経等に此の二辺を合はせ見るに、いわずば今生は事なくとも、後生は必ず無間地獄に堕つべし。いうならば三障四魔必ず競ひ起こるべしとしりぬ」
(御書538頁)