去る令和3年11月26日、持経寺本堂において、座替り式並びに第3代御住職・天野之道(あまの・しどう)御尊師の入院式が厳粛に奉修されました。
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令和4年6月
■一日詣り・永代経(1日) ■広布唱題会(5日) ■御報恩御講(12日)
★御報恩御講(12日)
令和4年6月12日午後1時より、御報恩御講が持経寺本堂において奉修されました。
法要は献膳・読経・唱題と如法に厳修され、まず御法話に先立ちお盆時期の「お経回り(棚経)」の大切さについてお話があり、次いで「自分たちのお寺である持経寺を護っていくのは皆様しかいない」として、それぞれの分に応じての精一杯の御供養をもってお寺をみんなで護って支えていくことが大事であると御指導いただきました。そののち令和4年6月度・御報恩御講拝読御書『祈禱抄』の御文を全員で拝読申し上げ、天野御住職より、本抄の縁由および全体の概要、拝読部分の通解ののち、当抄の要点として「願いは必ず叶う」そして「どんな人であってもこの題目を唱えるならば諸天善神が守護してくださる」という二点を示され、御法主日如上人猊下の「祈りを成就するためには行動が伴うことを忘れてはならない」との御指南を引用されたのち、何があっても決して持経寺の御本尊様から離れることなくお題目を唱えて信心に励んで、本当に立派な、幸せな人生にしてまいりましょうと御法話を結ばれました。
『祈禱抄(きとうしょう)』
文永9年 51歳
「大地(だいち)はさゝばはづるゝとも、虚空(こくう)をつなぐ者はありとも、潮(しお)のみ(満)ちひ(干)ぬ事はありとも、日は西より出づるとも、法華経の行者の祈りのかな(叶)はぬ事はあるべからず。法華経の行者を諸(もろもろ)の菩薩・人天(にんでん)・八部(はちぶ)等、二聖(にしょう)・二天(にてん)・十羅刹(じゅうらせつ)等、千(せん)に一(いち)も来たりてまぼ(守)り給はぬ事侍(はべ)らば、上(かみ)は釈迦諸仏(しゃかしょぶつ)をあなづり奉(たてまつ)り、下(しも)は九界(くかい)をたぼらかす失(とが)あり。行者は必ず不実なりとも智慧はをろかなりとも身は不浄なりとも戒徳(かいとく)は備(そな)へずとも南無妙法蓮華経と申さば必ず守護し給ふべし。」
(御書630頁7行目-11行目)