令和6年11月17日(日)午後2時より、持経寺本堂において当山「宗祖日蓮大聖人・御会式(おえしき)御正當会(ごしょうとうえ)」が厳粛に奉修されました。
御会式とは、末法の御本仏・日蓮大聖人が弘安5年(1282年)年10月13日、武州池上(現在の東京都大田区)の右衛門太夫宗仲の館において御入滅あそばされ、滅・不滅、三世常住(さんぜじょうじゅう)の相を示されたことをお祝いする法要です。
当日は小春日和の好天に恵まれ、200余名の参詣信徒がお迎え申し上げる中、神奈川布教区内・組寺(くみでら)の6名の御住職様方が持経寺に御出仕くださいました。
法要は御献膳、「方便品」「寿量品長行」読経ののち「御申状奉読」の儀へと移り、天野御住職並びに御住職様方により『日有上人御申状』『立正安国論』『日蓮大聖人御申状』『日興上人御申状』『日目上人御申状』『日道上人御申状』『日行上人御申状』が奉読されました。そののち「寿量品自我偈」読経・唱題と如法に厳修され、法要は厳粛かつ盛大に奉修されました。
さらに法要に引き続き、神奈川布教区法運寺御住職・漆畑正育御尊師より布教講演をいただき、参詣信徒一同、折伏への決意を新たにし、信心の大きな糧とさせていただきました。
そして最後に、参詣信徒により「お花くずし」が行われ、歓喜あふれる中、本年の大乗山持経寺・御会式御正當会の一切を滞りなく納めさせていただきました。
御会式 御逮夜会
御会式御正當会に先立ち、前日の令和6年11月16日午後1時より、御会式御逮夜会が持経寺本堂において奉修されました。
約100名の信徒が参列する中、法要は「方便品」「寿量品長行」読経ののち「御申状奉読」の儀へと移り、天野御住職により『日有上人申状』『立正安国論』が奉読され、そののち「寿量品自我偈」読経・唱題と、法要は如法に厳修されました。
そして引き続き御法話に移り、天野御住職より、御会式の大事とその重要な意義、『宗祖御遷化記録』に記された御遷化の際に現れた不思議な現象、そして「滅不滅・三世常住」「方便現涅槃」について述べられ、「大聖人様はご自身の魂として出世の御本懐であられる本門戒壇の大御本尊を顕わされ、末法の一切衆生を永遠にわたって救済あそばされる。そしてその仏法の一切は、唯授一人の血脈(けちみゃく)付法をもって御歴代上人に受け継がれ、御当代・日如上人猊下に伝授されている。日蓮宗各派においても御会式が行われているが、これらは単なるお祭り・イベントである。しかし当宗においては700年に渡り、大聖人様の御化導である〈正法を立て国を安んずる〉国家諫暁の御精神に則り、御歴代上人様の申状を奉読申し上げるのである。そしてこの申状奉読ごとに皆で一同に題目三唱することにより、参詣信徒も申状を奉読したのと同じ意義が存する。」等との御指導いただきました。
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