春めく頃

春暁「双眸(そうぼう=両眼)にあり三月の空の色」  知子
寒暖定まらない季節ながら、日脚が伸びるにつれて春のことぶれを告げる季節、三月。ときに三寒が思わぬ春雪を連れてきたりするが、四温のなごみはまた格別である。
「水の春」という季語がある。北国では、春の雪どけ水で洪水が起こることさえあるという。
中国の詩人は「春水、四沢に満つ」とこの季節を詠(よ)んだ。

「氷が溶けたら何になりますか」との問いに、たいていの子は「水になります」と答えた。ところが一人だけ「春になる」と答えた子がいた。
「水になる」という答えが一つあって、先生がそれを隠している。生徒は先生の考えている正解を探り当てようとする。そういうクイズ番組のような教室では、「春になる」とか「ぬかるみになる」という答えは × である。

アインシュタインはスイスの工業大学を受けたとき、数学の成績は抜群だったが、他の科目が駄目で失敗した。しかし学長は彼の数学の才能に着目して、1年間の勉学の機会を彼に与えたのち、無試験で入学を許可したそうだ。
三月は入試の季節でもある。さまざまな才能を育てるには、テストや入試の多様化が必要ではないだろうか。

『開目抄』に云く、
「一渧(いってい)をなめて大海のしを(潮)をしり、一華を見て春を推せよ」(御書562頁)


大乗山 持経寺住職  丸岡雄道・著『麻畝の性 巻頭言  第一聚』より(禁無断複製転載)
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