神奈川県川崎市の日蓮正宗寺院・大乗山持経寺ホームページ

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令和4年6月

■一日詣り・永代経(1日) ■広布唱題会(5日) ■御報恩御講(12日)

★御報恩御講(12日)

令和4年6月12日午後1時より、御報恩御講が持経寺本堂において奉修されました。
法要は献膳・読経・唱題と如法に厳修され、まず御法話に先立ちお盆時期の「お経回り(棚経)」の大切さについてお話があり、次いで「自分たちのお寺である持経寺を護っていくのは皆様しかいない」として、それぞれの分に応じての精一杯の御供養をもってお寺をみんなで護って支えていくことが大事であると御指導いただきました。そののち令和4年6月度・御報恩御講拝読御書『祈禱抄』の御文を全員で拝読申し上げ、天野御住職より、本抄の縁由および全体の概要、拝読部分の通解ののち、当抄の要点として「願いは必ず叶う」そして「どんな人であってもこの題目を唱えるならば諸天善神が守護してくださる」という二点を示され、御法主日如上人猊下の「祈りを成就するためには行動が伴うことを忘れてはならない」との御指南を引用されたのち、何があっても決して持経寺の御本尊様から離れることなくお題目を唱えて信心に励んで、本当に立派な、幸せな人生にしてまいりましょうと御法話を結ばれました。

『祈禱抄(きとうしょう)』
文永9年 51歳

「大地(だいち)はさゝばはづるゝとも、虚空(こくう)をつなぐ者はありとも、潮(しお)のみ(満)ちひ(干)ぬ事はありとも、日は西より出づるとも、法華経の行者の祈りのかな(叶)はぬ事はあるべからず。法華経の行者を諸(もろもろ)の菩薩・人天(にんでん)・八部(はちぶ)等、二聖(にしょう)・二天(にてん)・十羅刹(じゅうらせつ)等、千(せん)に一(いち)も来たりてまぼ(守)り給はぬ事侍(はべ)らば、上(かみ)は釈迦諸仏(しゃかしょぶつ)をあなづり奉(たてまつ)り、下(しも)は九界(くかい)をたぼらかす失(とが)あり。行者は必ず不実なりとも智慧はをろかなりとも身は不浄なりとも戒徳(かいとく)は備(そな)へずとも南無妙法蓮華経と申さば必ず守護し給ふべし。」
(御書630頁7行目-11行目)

★広布唱題会(5日)

令和4年6月5日午前9時より、広布唱題会が持経寺本堂において奉修されました。
読経・広布唱題行終了後、天野御住職より御法話に先立ち、支部の折伏誓願目標に対する現在の進捗状況についてお話があり、広布唱題会参加の意義を肝に銘じて、一年に一人が一人の折伏成就に向かって精進できるように、またいろいろな状況を見るに法灯相続の整っていないご家庭が多いので、自身の責任として後代に御信心を教えていくようにとの御指導をいただきました。そして第六十七世日顕上人猊下の御指南集『すべては唱題から』の「六、尊厳の体に帰す」を拝読申し上げ、平等の中に差別があり、差別の中に平等があり、私たちの世の中は不平等が多々あるけれども、それを認めて唱題行をしていくことで、不平等の中にまた幸せな姿があり、いろいろな大変なことがあっても必ず乗り越えていける。それが日顕上人お示しの「尊厳」であるとの御指導いただきました。

総本山第六十七世日顕上人猊下御教示『すべては唱題から』
六、尊厳の体に帰す

「我々の身体や性質は、各人共通して同じところもあるが、また各人各様で、あらゆるところが異なっている一面もある。すなわち、平等の面と差別の面である。身体や精神に色々な故障があったり、性格の違いや対人関係の問題等で、多くの人が互いに悩んでいる。これは、自己の命の奥に伏在する、限りない真実の体を見失っているからである。
万物の、より高い次元で共通しているのは「尊厳」の二字である。妙法は、我々の尊厳の体であり、真実の体である。故に、妙法を持ち唱えることは、この尊厳の体に帰するのである。」

★一日詣り・永代経(1日)

令和4年6月1日午前10時より、一日詣り・永代経が持経寺本堂において奉修されました。
法要は読経・焼香・唱題、各家塔婆供養・永代供養精霊等の追善回向と如法に厳修され、そののち天野御住職より、御法話のはじめに『諸法実相抄』の御文を拝読申し上げ、通解並びに対告衆である最蓮房について等々同抄の縁由・概要を述べられたのち、末法の私たちも大聖人様の御当体である御本尊様を信じて行学に精進するならば、必ず凡夫の身そのままに即身成仏の大功徳を顕すことができること、そして「信・行・学」の大事について御法主日如上人猊下の御指南を引用され、最後に本日拝読部分の「我もいたし人をも教化候へ、行学は信心よりをこるべく候、力あらば一文一句なりともかたらせ給うべし」との仰せの通り、それぞれが自身の力に応じて自行化他、折伏の実践に御精進いただきたいと述べられ御法話を結ばれました。

『諸法実相抄』
文永10年5月17日 52歳

「一閻浮提第一の御本尊を信じさせ給へ。あひかま(相構)へて、あひかま(相構)へて、信心つよく候ふて三仏の守護をかう(蒙)むらせ給うべし。行学の二道をはげみ候べし、行学た(絶)へなば仏法はあるべからず。我もいたし人をも教化候へ、行学は信心よりをこるべく候、力あらば一文一句なりともかたらせ給うべし」
(御書667-668頁)

令和4年5月

■広布唱題会/一日詣り・永代経(1日) ■御報恩御講(8日)

★御報恩御講(8日)

令和4年5月8日午後1時より、御報恩御講が持経寺本堂において奉修されました。
法要は献膳・読経・唱題と如法に厳修され、そののち令和4年5月度・御報恩御講拝読御書『善無畏三蔵抄』の御文を全員で拝読申し上げ、天野御住職より、本抄の縁由および全体の概要、拝読部分の通解ののち、大聖人が師である道善房を折伏・教化したお姿を拝して「自分にとって大事な方々に対しては強い気持ちを持ってしっかり折伏をしていくこと」が大事であること。また折伏は慈悲の心をもって進めることが大切であると述べられ、さらに御法主日如上人猊下の御指南を引かれ、今こそ一人一人が唱題根本に折伏行に精進し、自他ともに幸せになることが大切であると御指導いただきました。
そして最後に、「生涯にわたって」「何があっても」「淡々と」信心をまっとうしていただきたいと述べられ、御法話を結ばれました。

『善無畏三蔵抄(ぜんむいさんぞうしょう)』
文永7年 49歳

「仮令(たとい)強言(ごうげん)なれども、人をたすくれば実語(じつご)・軟語(なんご)なるべし。設(たと)ひ軟語なれども、人を損(そん)ずるは妄語(もうご)・強言なり。当世(とうせい)学匠(がくしょう)等の法門(ほうもん)は、軟語・実語と人々は思(おぼ)し食(め)したれども皆強言・妄語なり。仏の本意(ほんい)たる法華経に背(そむ)く故(ゆえ)なるべし。日蓮が念仏申す者は無間地獄(むげんじごく)に墜(お)つべし、禅宗・真言宗も又(また)謬(あやま)りの宗(しゅう)なりなんど申し候(そうろう)は、強言とは思(おぼ)し食(め)すとも実語・軟語なるべし。」
(御書445頁10行目-14行目)

★広布唱題会/一日詣り・永代経(1日)

令和4年5月1日午前9時より、広布唱題会並びに一日詣り・永代経が持経寺本堂において奉修されました。
午前9時より広布唱題会が奉修され、唱題終了後、天野御住職より『法華初心成仏抄』の「よき師とよき檀那とよき法と〜」の御文が示され、この「よき師」「よき檀那」「よき法」の三つについて同抄よりさらに御文を引用され、「よき師」の根本は日蓮大聖人であり、そして大聖人の血脈を継いでおられる御法主上人猊下がその時々における第一番のよき師であり、「よき檀那」とは仏法の教え通りに信心をする方であり、「よき法」とは法華経が第一の根本であり、大聖人お悟りの南無妙法蓮華経の御本尊であり、この三つが寄り合って私たちの願いが叶っていく。また寺院においては、大聖人様の血脈を受け継がれた御法主上人猊下の御命によって、住職として血脈が整った形において赴任しており、総本山を念頭に置きつつ、僧俗一致してこのお寺で信心修行していくことが、この三つが寄り合う姿になると御指導をいただきました。

『法華初心成仏抄(ほっけしょしんじょうぶつしょう)』
弘安元年 57歳

「よき師とよき檀那(だんな)とよき法と、此の三つ寄り合ひて祈りを成就(じょうじゅ)し、国土の大難をも払ふべき者なり」
(御書1314頁)
「よき師とは、指したる世間の失(とが)なくして、聊(いささか)のへつ(諂)らうことなく、少欲知足にして慈悲あらん僧の、経文に任せて法華経を読み持ちて人をも勧めて持たせん僧をば、仏は一切の僧の中に吉(よ)き第一の法師なりと讃(ほ)められたり。」
(同頁)
「吉き檀那とは貴人にもよらず賤人(せんにん)をもにくまず、上にもよらず下をもいやしまず、一切人をば用いずして、一切経の中に法華経を持たん人をば、一切の人の中に吉き人なりと仏は説給へり。」
(同頁)
「吉き法とは、此(こ)の法華経を最為(さいい)第一の法と説かれたり。已説(いせつ)の経の中にも、今説(こんせつ)の経の中にも、当説(とうせつ)の経の中にも、此の経第一と見えて候へば吉き法なり。」
(同頁)

小憩ののち、引き続き一日詣り・永代経が奉修されました。
法要は読経・焼香・唱題、各家塔婆供養・永代供養精霊等の追善回向と如法に厳修され、そののち天野御住職より、御法話のはじめに『経王殿御返事』の御文を拝読申し上げ、通解ののち同抄の縁由と概略、そしてこの御文から御本尊様に対する絶対的な信行の大事ということが拝せられると述べられたのち、第二十六世・日寛上人の御指南を引かれ、妙法の四力(仏力・法力・信力・行力)の一つでも欠けることのないよう、ご自宅の御本尊様を大事にすると同時に、所属寺院の常住御本尊様、総本山の大御本尊様を大事にすることが妙法の四力が整うことになる。また寺院参詣や総本山への登山、また折伏・家庭訪問等での一歩一歩の歩みに無量の功徳が積まれ寂光の都に近づく姿があると信じて、これからも勤行・唱題・折伏に精進いたしましょうとの御法話をいただきました。

『経王殿御返事(きょうおうどのごへんじ)』
文永10年8月15日 52歳

「日蓮がたましひ(魂)をすみ(墨)にそめながしてかきて候ぞ、信じさせ給へ。仏の御意(みこころ)は法華経なり。日蓮がたましひは南無妙法蓮華経にすぎたるはなし。妙楽云はく「顕本遠寿を以て其の命と為す」と釈し給ふ。経王御前にはわざはひも転じて幸(さいわ)ひとなるべし。あひかまへて御信心を出し此の御本尊に祈念せしめ給へ。何事か成就せざるべき。「充満其願、如清涼池」「現世安穏、後生善処」疑ひなからん。」
(御書685頁)

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