令和7年10月26日(日)午前11時より、持経寺本堂において当山「宗祖日蓮大聖人・御会式(おえしき)御正當会(ごしょうとうえ)」が厳粛に奉修されました。
御会式とは、末法の御本仏・日蓮大聖人が弘安5年(1282年)年10月13日、武州池上(現在の東京都大田区)の右衛門太夫宗仲の館において御入滅あそばされ、滅・不滅、三世常住(さんぜじょうじゅう)の相を示されたことをお祝いする法要です。
当日はあいにくの空模様にもかかわらず、約180名の参詣信徒がお迎え申し上げる中、神奈川布教区内・組寺(くみでら)の6名の御住職様方が持経寺に御出仕くださいました。
法要は御献膳、「方便品」「寿量品長行」読経ののち「御申状奉読」の儀へと移り、天野御住職並びに御住職様方により『日有上人御申状』『立正安国論』『日蓮大聖人御申状』『日興上人御申状』『日目上人御申状』『日道上人御申状』『日行上人御申状』が奉読されました。そののち「寿量品自我偈」読経・唱題と如法に厳修され、法要は厳粛かつ盛大に奉修されました。
さらに法要に引き続き、神奈川布教区応顕寺御住職・早瀬道寧御尊師より『魔を打ち破るのは唱題から』と題して布教講演をいただき、参詣信徒一同、折伏への決意を新たにし、信心の大きな糧とさせていただきました。
そして最後に、参詣信徒により「お花くずし」が行われ、歓喜あふれる中、本年の大乗山持経寺・御会式御正當会の一切を滞りなく納めさせていただきました。
御会式 御逮夜法要
御会式御正當会に先立ち、前日の令和7年10月25日午後1時より、御会式御逮夜法要が持経寺本堂において奉修されました。
約90名の信徒が参列する中、法要は「方便品」「寿量品長行」読経ののち「御申状奉読」の儀へと移り、天野御住職により『立正安国論』が奉読され、そののち「寿量品自我偈」読経・唱題と、法要は如法に厳修されました。
そして引き続き御法話に移り、天野御住職より、「御会式は、日蓮大聖人様が〈滅不滅・三世常住〉のお姿を示されたことをお祝い申し上げる儀式である。大聖人様のお命は過去遠々劫(かこおんのんごう)より未来永劫に滅することなく、この娑婆世界に永遠にまします。法華経如来寿量品第十六の経文に〈方便現涅槃〉等とある通りであり、そのお命は本門戒壇の大御本尊様としてこの娑婆世界に住され、常に教えを説かれ衆生を導かれ、利益(りやく)を与えられているのである。その尊い御境界を儀式の上に現すのが御会式である。ことに日蓮正宗の御会式は、他門日蓮宗等にはない〈御申状の奉読の儀〉が伝えられており、これは即ち日蓮大聖人様の『立正安国論』の〈正法を立て国を安んずる〉御精神を現すものである。これは七百年来、大聖人様の正義(しょうぎ)を清浄なままに護持してきた日蓮正宗だけに許される法要であり、これからも折伏弘通(しゃくぶくぐづう)の決意も固く、その精神を忘れることなく唱題根本に精進してまいりましょう。」等との御指導いただきました。
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